古い家のキッチンではおなじみ、出窓。ほとんどの場合、簡易的な棚を作って、食器や調理器具などを置くスペースになっていますよね。
我が家のキッチンにも出窓があります。この出窓から外光や、心地いい風が入ってきます。
今回は、この出窓をDIYで直していきたいと思います。
構造用合板で下地を作り直す
元々のキッチンは壁付で、出窓はステンレス板で全面カバーされていました。とりあえず、この古臭いステンレス板を剥がすことに。
ステンレス板を剥がすと、下地は薄いベニヤ板。ボロボロです。
このままでは頼りないので、構造用合板で下地強化することにしました。
出っ張りに合わせて加工。
面倒なので、サッシの上に乗せちゃいます。
ビスが打てる場所を確認して、墨出しもしておきます。
ここで大変だったことが、出窓が全体的に湾曲していたことです。
なぜ湾曲しているのかは不明。この後、出窓の壁面に石膏ボードを貼るので、平面になるように構造用合板をカンナで削って調整しました。
天板の集成材をカットする
なんとか石膏ボードを貼り終えました。
次は天板です。
出窓の長さは3440mm、幅は430mm。一枚板でキメたかったので、長さ4000mm、幅500mmの集成材を購入しました。
ついでなので、ホームセンターで木材カットを依頼。長さのカットはしてもらえましたが、集成材が長すぎて、ホームセンターのパネルソーでは横幅のカットが出来ないとのこと。
まじか…というか、長さカットなら自分でできたし。本来やって欲しかったのは幅カットなんだよ…。
DIY初心者にとって、長さ3m以上の木材の横幅カットは超難関。ただ、難しいからと言ってやらない訳にはいかない。
丸ノコにガイドを取り付けて、長さ3440mmのロングカット。
呼吸は止めて、ゆっくり切り進め、なんとか幅500mmを幅430mmにカットすることができました。
ホームセンターの木材カットはもう頼まないと決意
出窓の壁はパテ埋めして、漆喰を塗りました。
さぁ、天板を乗せます。その前に仮置きしてみよう。
ん?やけに端の隙間が空くなぁ。
長さを測って驚愕。予定していた長さより2cmも短いではないか。ちょっと待てよ。これって、ホームセンターでカットしてもらったやつじゃん!
カットをお願いする前に「±1cmの誤差はご了承ください」って店員に言われたけど、指定した長さより2cmも短くなってる件について…長い分にはいいのに、短くされるのはマジ勘弁…。
はぁ〜もう最悪。幅カットはしてもらえず、長さカットはミスるって…どんだけ?素人なの?
結論、ホームセンターの木材カットはもう頼まない!自力で!自己責任で!その方が諦めつく!
はい!気を取り直して次っ!
天板の固定はボンドだけでOK
天板の固定ですが、ビスは打ちません。木工ボンドでくっつけるだけにします。人が乗るわけじゃないし、ボンドで十分なはず。せっかくの一枚板ですし。
下地にボンドを波型に塗ります。
集成材を乗せて、手当たり次第に重し代わりになる物を置きました。
翌日…問題なく固定されました!
天板は塗装して仕上げる
天板にサンダーをかけて表面を軽く磨きます。
そしたら…はい、DIYでおなじみのワトコオイル(ダークウォルナット)。
刷毛で全体的に塗り伸ばす。
余分なオイルをウエス(雑巾)で拭き取る。
2度塗りして完成。
ちなみに、公式の手順では、この後、サンダーをかけて仕上げに磨くらしいですが、私はすっぽかしてます。面倒だし、磨かなくても綺麗に仕上がってるので良しとしています!
基本の塗り方(ワトコオイル)
1×1材でサッシの枠を隠す
アルミサッシの枠が丸見えでダサいので、枠に沿って1×1材で隠すことにしました。
1×1材にはネオステイン(オーク)を塗って、落ち着いた色味に。
固定は極細のフロアビスを使います。
天板に寝転がって器用に足を使い、1×1材をアルミサッシの枠に沿って固定していきます。
ぴったり、アルミサッシの枠が隠れました!いい感じ!
古めかしいキッチン出窓がモダンに生まれ変わった
古めかしい雰囲気の出窓が、今風な感じに仕上がりました。個人的には大成功です。
集成材の一枚板にも満足。カットミスによる隙間はコーキングで埋めて、なんとかリカバリー。
今後、綺麗になった出窓をどういう風に活用していくかは未定。極力、物は置きたくないけど、それも嫁さん次第になりそうです(汗)
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