南房総の古民家で過ごした1年を季節ごとに振り返る

南房総の古民家で過ごした1年を季節ごとに振り返る

南房総の古民家に移住したのが2017年9月。あれから、ちょうど1年が経過しました。夏から始まり秋、冬、春を経験し、実際に住んでみたからこそ分かったことも多い。

そこで今回は、南房総の古民家で過ごした1年を、季節ごとに振り返ってみました。

夏は暑さと虫との戦い

まず、一番の失敗が暑さ対策。物件購入の内見は4月。まだ涼しかったせいか、この家にはエアコンがないということを全く気にしていませんでした。

さらには、木製サッシで網戸がないということに関しても、何とも思っていませんでした。

そして移住してから気づく。古民家の夏やべぇ。夫婦揃ってマヌケです。

日中は開けっ放しにしていた窓も、夜は虫が入るという理由で締め切っていました。風が通るという古民家の利点を活かさないライフスタイル。

外よりも暑い室内。30度を超える熱帯夜を扇風機だけでしのいだのは、笑える修行話しです。

ここで、すぐにエアコン設置して、サッシ交換すればいい話しなのですが、そこはアホなゆとり夫婦。なぜか耐えるという選択肢を取りました。

というか、前の住人はどうやって暮らしてたんだ?という疑問しかありませんでした。

オマケに、連日連夜、天井裏ではハクビシンが走り回り、壁には巨大なアシダカグモが張り付いている。

我が人生史上、最低な暮らしを経験しました。

夏は暑さと虫との戦い

秋の古民家は超快適

夏の地獄の日々が終わり、窓を閉め切っても涼しいと感じる秋が訪れました。脅威だった虫も減って、やっと熟睡できるように。

普通の暮らしに戻っただけなのに人間っておかしなもんで、地獄を経験すると天国に思えるんですね。

そのせいか気分が舞い上がり、ほぼ毎日BBQをしていましたね。房州産のサザエを食べまくったり、ご近所産からもらったイノシシ肉を堪能したり、近所の採れたて新米で焼きおにぎりをしたり。

猪肉のBBQ

庭では柿の木がたわわに実り、木からもいだばかりのレモンでハイボール祭り。これが実りの秋というものか。食べ物が溢れてました。

大量の柿を収穫

とれたてレモンでハイボール

気候も食事も、秋は一年で一番快適に過ごせた時期ですね。

冬は石油ストーブとコタツ

噂通り、南房総の冬は暖かい日々が続きました。朝こそ霜が降りますが、日中は半袖でも過ごせるほど。雪は全く降らないし秋との境目がわからないほど。

虫も全く見なくなり、たまにスポーンするアシダカグモも超低速だから確保余裕。

そして何と言っても、石油ストーブの素晴らしさを再認識しました。網を置けば餅が焼け、やかんで沸かしたお湯でコーヒー、煮物を作ったり、鍋をしたり、菓子パンや惣菜を温めたり…石油ストーブの副産物は冬の醍醐味。

石油ストーブの上で餅を焼く

石油ストーブの上で唐揚げを温める

石油ストーブ初体験の嫁さんは感動しまくり。雪国生まれの自分は懐かしくてほっこり。やっぱ冬は石油ストーブですね。

冬定番のコタツも加わり「これぞ日本の冬」を満喫。もし新築だったら石油ストーブなんて使わなかっただろうから、これは古民家を買ったからこそ味わえた幸せでした。

ただ、ストーブを消すと一気に外。隙間風で一気に外気。寒さに震えながら眠る毎日でした。

春の味覚とハエの襲来

冬の寒さが過ぎ、秋同様に過ごしやすい春。風も気持ち良く、畳の上での昼寝は毎日の日課でした。新しい家族(元野良猫ヤンマー)も加わり、いよいよ理想の暮らしの幕開けか?という最中。

とにかくハエの発生率が尋常じゃない。ハエ取り紙を天井から下げ、ハエ叩きを振りかざす毎日。

ハエ取り紙

自分の中では、クモより、ゴキブリより、ハチより、蚊より、ハエが一番ウザいという結論に至りました。最終奥義、フライマグネットも召喚してしまうレベルです。

フライマグネット

もちろん、アシダカグモやゲジゲジもリスポーン。春はボーナスタイム終了の合図です。

アシダカグモとゲジゲジ

それはそうと、畑の脇にではフキノトウがフィーバー状態。フキノトウが苦手だった私たちゆとり夫婦ですが、新米+フキ味噌の虜に。フキノトウのてんぷらも週3で堪能しました。

フキノトウとふき味噌

あとは、やっと畑が始められると意気揚々の嫁さんは、思い切ってトラクターを購入。ご近所さんから格安で譲ってもらいました。

嫁トラクター購入

広大な家庭菜園に次々と種を蒔き、苗を植え、今年の夏は食べきれないほどの野菜が収穫できました。

春はハエと梅雨のジメジメを除けば、快適で楽しく過せましたね。

南房総の古民家で過ごした1年まとめ

1年間過ごしてみて感じた南房総の四季ですが、体感では「秋が長くて冬が短い」「春が2ヶ月ほど早く訪れる」といったところ。全国的に見ても、かなり過ごしやすい気候だと思います。

ただ、移住前にイメージしていた、古民家での古き良き日本の暮らしは皆無でした。

隙間からは、夏には虫が入ってきて、冬には冷気が入ってきます。建て付けが悪く、決して綺麗とは言えない環境での暮らしは不快そのもの。築浅賃貸に慣れたゆとり夫婦にとっては正直キツかったですね。

今でこそ、着々とリフォームが進み、去年よりも快適に過ごせていますが、去年の今頃は移住して早々に「新築にすれば良かった」なんて思ったくらいです。

あとは、やっぱり虫ですね。イノシシに突進されたり、ヘビに噛まれたりといった事はなかったものの、とにかく年間通して虫に悩まされました。

ここでの暮らしのストレスの大半は虫。おかげで、メンタルはだいぶ鍛えられましたけど。

なので「田舎暮らしは虫との共存」は間違ってません。身をもって証明されました。ある程度、耐性は付きますが虫が苦手という人は絶対に無理なやつです。

結果的にみれば、この古民家を買ったことは大きな失敗でしたが、田舎に移住したこと自体は正解だったと思います。

都会では絶対に出来ない経験をしたし、ヤンマー(猫)と出会ったし、コタロウ(犬)を迎え入れることができた。

ヤンマーとコタロウ

我が家に現れたガリガリの野良猫を保護…君の名はヤンマー!

千葉県動物愛護センターから保護犬を家族に迎え入れた話

そして、改めて田舎という環境が自分に合っていると再確認できました。家はともかく、静かだし、空気はきれいだし、人混みもないし、行列待ちというものもない。

理想の暮らしまでは随分と遠回りになりそうだけど、また1年、少しずつ前に進んでいきます。

以上、南房総の古民家で過ごした1年でした。

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