前回、キッチンの勝手口を解体して壁で塞ぎました。室内側は石膏ボードで綺麗に仕上げたのですが、屋外側はベニヤ板で仮に塞いでいるのが現状。
そんな状態が3年ほど続いて、ついにベニヤ板は劣化してボロボロ…。このままでは、内側の石膏ボードもダメになってしまうので、満を持して外壁トタンをDIYで張ることにしました。
必要な材料
- 外壁トタン
- トタン釘
- 金切鋏
- ハンマー
外壁トタン
外壁トタンはホームセンターの資材売り場にあります。長さは6〜10尺まで様々。
6尺 | 幅660mm × 長さ1829mm |
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7尺 | 幅660mm × 長さ2134mm |
8尺 | 幅660mm × 長さ2438mm |
9尺 | 幅660mm × 長さ2743mm |
10尺 | 幅660mm × 長さ3048mm |
幅は660mmで全サイズ同じです。2枚以上張る場合は、重なり部分も必要になるので要注意。今回は、横900mm、高さ2200mmの外壁を張るので、8尺を2枚購入しました。
トタン釘
次に外壁トタンに打ち込む釘。外壁に限らず金属製のトタンはサビが大敵。適当な釘を使うと、そこからトタンもサビてしまいます。
なので、サビにくいステンレス製、釘頭が大きくて胴部が細い釘を選びます。と言っても、実際にホームセンターで探してみると多種多様な釘がたくさんあって…。どれを買うべきか迷ったので「トタン釘」といういかにも無難な釘を選びました。
金切鋏
金切鋏は金属も切れちゃう凄いハサミです。「鉄切鋏」や「トタン切りバサミ」とも呼ばれています。今回は金切鋏で外壁トタンをカットします。
普通のハサミでは切ることができない分厚い紙や布も切れるので、一家にひとつあると便利ですよ。
ハンマー
釘を打ち込むハンマー(金槌)も用意しましょう。私はネイルハンマーしか持っていませんが、トタン張りの際は打ち面が2つある両口ハンマーがおすすめです。丸頭の方で釘を打つとトタンが凹みにくいらしい。
外壁トタンを切る
まずは買ってきた外壁トタンをカットします。
事前に必要な長さを測って、裏面に油性マジックで墨付け。あとは紙を切るように金切鋏で外壁トタンを切っていくだけ。
ハサミで段ボールを切っている感覚でサクサク切れますよ。
外壁トタンを張っていく
仮で張っていた古いベニヤ板を剥がしました。3年もの間、ご苦労様でした。
内側の石膏ボードは大丈夫そうですね。今年は梅雨が長くて心配でしたが、なんとか無事でよかった。
早速、外壁トタンを張っていきます。釘を打ち込むのは壁下地の横胴縁。口に数本のトタン釘を咥え、左肘でトタンを抑え、左手で釘を固定し、右手のハンマーで打ち込む…。
下の方は基礎の土台に打ち込みました。
古いトタンとは形状が合わなかったので、ちょっとした隙間が…まぁ許容範囲内です。
同様に2枚目も張っていきます。2枚目は1枚目に重ねるように。山谷の形状もピッタリ合わせるように張っていきます。
何とか外壁トタンを貼り終えました。ベニヤ板の時に比べれば見事なものです。
作業時間は約1時間ほど。思っていたより早く作業完了。こんなことなら3年も放置せずに、もっと早く張り替えとけばよかった。
透湿防水シートを活用しよう
外壁張替えを行うなら、まず「シットール」のような透湿防水シートを下地に貼るのがベター。透湿防水シートは、外側が防水、内側が湿気を放出する高機能建材で、現代住宅のマストアイテムです。
ただ今回は省きました。というのも、築50年超の我が家は、全面、外壁トタン直張り。母屋に至っては、土壁に漆喰、杉板の鎧張りだったりします。一部だけ万全にしてもなぁ〜ということから、今回は外壁トタン直張りで手抜きしました。
外壁の全面張り替えは業者に頼むべき
今回は勝手口の部分&低所での外壁張替えでしたが、これがもっと広範囲だった場合、また脚立の上だった場合は決して楽な作業ではないと感じました。確実に辛い系のDIYになると思います。
トタンだって何十枚と必要になって、トタンを切る作業も大変そう。せめて釘打ち機がないと厳しいかなと言った感想。
なので、広範囲の外壁張り替えは無理せずに業者に任せることをお勧めします。
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