新しくセルフリノベしたキッチンには、IHコンロを設置しました。これまで「コンロ=ガス」だった自分にとっては初めてのIHコンロです。
IHコンロといえば、ガスコンロに比べて火力が弱く、料理的には劣るイメージでしたが、実際はそんなことなし!改めて、IHコンロにして良かったと思います!
そこで今回は、IHコンロについて色々と調べたこと、IHコンロの選び方、そして実際に使ってみた感想を本記事にまとめました!
IHコンロを選んだ理由
IHコンロを選んだ理由は単純。我が家はプロパンガスのため、ガスコンロにするとガス代がバカ高くなる恐れがあったからです。
なんならコンロは火が良かった。直火の方が良いって聞くし、フライパンを振ることができないなんて、料理じゃないなんてすら思っていました。
だが背に腹はかえられぬ。少しでも毎月の光熱費を抑えるため、IHコンロに妥協する他なかった。
「選択肢がない」
これが後に功を奏するとは…。
IHコンロはネットで買うべし
キッチンはサンワカンパニーでオッソというステンレスキッチンを購入したのですが、その際にIHコンロをどうするか尋ねられました。
カタログを見せらて、どれがいいかな〜と選ぶ最中、「ケチの神」が舞い降りる。
「あれ?三菱やパナソニックなら、別にサンワカンパニーで買う必要ないんじゃね?値段は?ちょっと調べてみるか…(スタッフにバレないようにスマホで検索)」
全く同じIHコンロが楽天なら40%OFF!
危ねぇ。サンワカンパニーに限ったことじゃありませんが、キッチンメーカーはオプション機器をほぼ定価で売っているんですね!
ですので、IHコンロはキッチンと一緒に買わなくてOK。ネットで買っても全く同じ物なので、あえて高値で買う必要なし。
ただ、キッチンメーカーで設置工事を頼む場合、注文品以外は設置対応できない場合もあるので注意。
IHコンロは200V電源
卓上IHコンロは100Vで使えますが、キッチンIHコンロは200V電源です。そのため、新たにIHコンロを設置する場合は電気工事が必要になりました。
古民家は単相3線式工事が必要
IHコンロの話からは少し脱線しますが、家屋に引き込む電線には「単相2線式」と「単相3線式」があります。
で、古民家の電線は古いタイプの「単相2線式」となっています。「単相2線式」では最大100Vまでしか流せないため、このままではIHコンロが使えません。
そのため我が家では、まず「単相2線式」を「単相3線式」に変更する工事を行いました。
工事は4時間。断線時間は30分前後、工事費用は10万円ほどかかりました。
ちなみに、電力会社が小売だと工事が遅くなります。小売りとは東京電力以外の「ENEOS」や「東京ガス」といった代理店契約のこと。
我が家は電気とガスまとめて「ENEOS」にしており、単相3線式工事を10月に申し込んで、翌年4月に着工でした。実に半年も待たされたワケです。
引き込み工事だけでも早めに済ませておくことをお勧めします。
トッププレート60cmと75cmの違いとは?
ほとんどのIHコンロでは、トッププレート(天板)幅が60cmと75cmで選ぶことができます。
で、どちらが良いのか?何が違うのか?という疑問にぶち当たりました。ネットで調べたところ…
60cmなら余計な幅をとらず、コンパクトなキッチンに最適。75cmなら調理スペースが広くなるので、大きな鍋やフライパンもゆったり使える。
なお、75cmだからといって値段が高くなることもないようです。
悩みましたがトッププレートは75cmにしました。理由は2つ。
メーカによっては、75cmに比べて60cmはヒーターの間隔が狭いらしい。
あと、揚げ物をした時、トッププレートが油はねも受け止めてくれるので掃除が楽々だと思ったから。
ということで、キッチン天板に余裕があるなら75cmがおすすめです。
IHコンロのオールメタルとは?
IHコンロには「オールメタル対応」という商品もあります。オールメタルとは、金属製の鍋やフライパンなら、IH非対応でも使用可能という優れ物のことです。
オールメタルで使える鍋やフライパンの素材は以下の通り。
- 鉄
- アルミ
- ステンレス
- ホーロー
- 銅
ただ、オールメタルは加熱効率が悪いので、通常のIHコンロよりも電気代が高くなるとか。また、オールメタル対応だけでIHコンロ本体の価格が高くなってしまいます。
オールメタルは便利ですが、使用する鍋やフライパンにこだわりがあるなら、カスコンロにすれば?と思うのは私だけでしょうか?
ラジエントヒーターは絶対にやめた方がいい
ラジエントヒーターとは、オールメタルの前代。ニクロム線を電気で加熱して、直接、鍋を加熱する仕組みです。
IH非対応の鍋が使えるというメリットだけで、電気代が高い、火力が低い、焦げ付きやすい、火傷リスクなどデメリットばかり。あえて、ラジエントヒーター付きを選ぶ必要はないかと…。
実際にIHコンロを使ってみた感想
最後に、実際にIHコンロを1年以上使ってみた個人的な感想をまとめます。
掃除がとにかく楽
IHコンロはガラストップの平面。ガスコンロでは当たり前のゴトクがないので、油はねや汚れの掃除が一拭き!とにかく楽々!
見た目はもちろん、嫌な匂いも残らないので清潔が保てます!
加熱速度がガスより早い
火力は断然ガスの方が強いんだろうな〜と思っていたけど、お湯が沸く速度、フライパンが熱くなる速度は、ガスよりIHコンロの方が俄然早く感じました!
自動調理はIHコンロならでは
最近のIHコンロはとにかく高機能!タイマーが付いていたり、調理も自動でやってくれる!
なかでも揚げ物が格段に楽!油温度を設定すれば自動で加熱、設定温度になれば音声で教えてくれます!油の温度を一定に保つのもお任せ!
他にも、とろ火、保温も可能。火を使うガスなら目が離せないだろうに、IHなら放置OKでとっても楽!
火事の心配がほぼない
IHコンロは火を使わないから、引火や出火の不安はほとんどありません!揚げ物をしていても、弱火の長時間調理も、コンロの前に張り付く必要がなくなりました!
鍋やフライパン選びはちょっと苦労した
IHコンロの導入につき、鍋やフライパンも新調したのですが、IH対応の鍋やフライパンを探すのには少々苦労しました。
キッチン小物はIKEAで統一しようと思ったのですが、IH対応に絞ると選択肢が限られましたね。統一感のある見た目にこだわりたかったので、結局、IKEAだけでは揃いませんでした…。
気になる電気代は?
電気代に関しては、そもそも暮らしがガラリと変わったので正直わかりません。ただ、電気代だけで月1万超えとかはなく、高くても月6千円とか。もちろん、IHコンロ以外も使用しての電気代です。
ガスコンンロよりIHコンロがおすすめ
以上、IHコンロの購入&使用してみた感想でした。使用前のマイナスイメージはほとんど払拭され、個人的にはガスコンンロよりもおすすめですね!
メリットとデメリットを比較しても、断然、メリットが勝ります!本当におすすめ!もし、IHかガスかで迷っている方がいるなら、IHをゴリ押しですね!
その他、IHコンロに関して気になることがあれば、お気軽にコメント質問して下さいね!分かる範囲でお答えします!
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