キッチンに設けられた勝手口。古い家なら必ずと言っていいほど見かけますよね。
スーパーからキッチンへ直行できるため、昔はさぞ活用されたことでしょう。
でも、用途はそれだけ。むしろ、防犯的にもよくないし、隙間風や虫も入るといったデメリットの方が多い。
というか、キッチンに隣接する土間にも出入り口があるから、自分は絶対に使わない。
ということで、勝手口のドアを取っ払って、壁にしちゃいます。
ドアと枠の取り外し
勝手口のドアは、蝶番のネジを緩めれば簡単に取り外すことができます。
ドア枠も、柱に固定されたビスを緩めれば取り外すことが可能。
ドア枠の下側はモルタルで固められていたので、ハンマーで破壊。
古いビスは、ネジ頭をなめて潰れてしまいがち。そんな時は枠の隙間にバールを打ち込んで、強引に剥がしちゃいます。解体は思い切りがコツです。
難なく、勝手口のドアとドア枠が取り外せました。
生コンを流し込んで基礎を作る
新たに壁を作るにあたって必要なのが土台。そして、土台を置くためにはコンクリートの基礎が必要になります。
勝手口部分には基礎がないため、生コンを流し込んで作っていきたいと思います。
まずはコンクリートの型枠から。
適当な板材を用意して、勝手口の幅よりやや長めにカットします。
板材は外側から当てて、コンクリートブロックで挟んで固定します。内側も同じように板材を設置。
これでコンクリート型枠の完成です。
あとは、ホームセンターで売っているドライ生コンを水で溶いて流し込むだけ。基礎の高さに注意しましょう。
異物が混ざらないように、ベニヤ板で壁を塞いで乾燥待ち。翌日、コンクリートが綺麗に固まっていれば、基礎の完成です。
基礎の上に土台を乗せる
次は基礎の上に乗せる土台です。
土台に使うのは、85mm×115mmの太めの角材。ちょうど和室を解体していたので、その時に出た土台を再利用しました。
土台を勝手口の幅ぴったりにカットします。
固定はL字金具を使用。
左右、2ヶ所をL字金具で固定。
これで土台は完成です。この土台は柱に干渉しないので、そこまでガッチリ固定する必要はありません。
壁下地を組む
次は壁下地を組んでいきます。
まずは中央に間柱を設置。ちょうどいい廃材がなかったので、30mm×115mmの木材を購入しました。
間柱は垂直になるようにします。
間柱の固定はL字金具を使いました。
上と下、それぞれ4ヶ所を固定。こちらは、ビスの斜め内でも大丈夫かもしれませんね。
次にカットした胴縁をビスで固定します。
枠と間柱にビスを打つのですが、隙間が空いてしまったので適当に木材を挟みました。
胴縁の本数や位置は、既存の壁の釘の位置に合わせればOK。これで壁下地が完成です。
勝手口を壁にするのは簡単
最後にベニヤ板で塞いで完成。壁トタンが手に入るまでの仮です。
内側から見るとこんな感じ。意外と簡単に勝手口が塞がりました。工事期間も2日。
あとは、内装工事で石膏ボードでも貼れば普通に壁ですね。
この記事のコメント
勝手口を塞ぐのは消防法的には大丈夫なんですか?