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梁見せ天井断熱DIY!遮熱シートのサーモバリアはスタイロフォームより低コスト?

梁見せ天井断熱DIY!遮熱シートのサーモバリアはスタイロフォームより低コスト? DIY

室内の温度管理、また屋根からの熱を遮断するためにも、天井断熱は重要な役割を果たします。

でも、プロに頼むと数十万円という費用が掛かってしまいますよね。だったら天井断熱もDIYしましょう

前回、単管パイプで足場を組んだので、今回から本格的に天井リノベーションに着手していきます。

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天井リノベーションの手順としては、天井断熱の施工、梁などの塗装、天井板張りといった流れを予定。

立派な梁を見せるオシャレな造りにしたいので、屋根の傾斜に沿って断熱材を施工していきます。

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梁見せ天井はデメリット多し?

古民家の天井なら梁見せ!天井が高く見えるし、開放感があって、何よりもオシャレ!

そんな軽いノリで、キッチンは梁見せ天井に決定。

でも、これから天井リノベーションする方には知ってほしい。梁見せ天井のデメリットを。

  • 冬は暖かい空気が遥か上に溜まってしまう
  • 夏は屋根瓦の熱で室内が暑くなる
  • 空間が広いので冷暖房効率がかなり悪い
  • 梁にホコリがたまるなどなど

つまり、梁見せ天井の機能性に関してはデメリットしかないんですね。オシャレは我慢とはよく言ったものです。

だた、古民家に住みながら機能性を求めること自体間違っていると思うので、憧れの梁見せ天井リノベーションは続行です。

梁見せ天井に使う断熱材の種類

梁見せ天井の断熱方法は、垂木の隙間に断熱材をはめていくやり方が一般的。

梁見せ天井は垂木の間に断熱材を施工する

使用する断熱材には以下のような種類があります。

  • DIY定番のスタイロフォーム
  • コスパ最高のグラスウール
  • 機密性重視なら発泡ウレタン

そんな中で、今回、天井の断熱材として選んだものが「遮熱シート」という新素材です。

天井断熱は遮熱シート「サーモバリア」

遮熱シート」と聞いて思い浮かべるのは、テントの床に敷くようなアルミの断熱シート。

しかし、建物の断熱材として実際に使われている遮熱シートはそんなチープのものではありません。宇宙ステーションでも使われているらしい、高機能新素材です!

それがライフテック社の「サーモバリア」です。

サーモバリアの構造は、遮熱性に優れたアルミシートと、梱包で使われるプチプチのような素材が、ティラミス状に折り重なってるものです。

ライフテック社の遮熱シート「サーモバリアW」は9層構造

あの「幸せ!ボンビーガール」の空き家リノベ企画で、森泉さんが使っていた断熱材と同等製品です。

「幸せ!ボンビーガール」の空き家リノベ企画で使っていた断熱材

「幸せ!ボンビーガール」の空き家リノベ企画で使っていた断熱材

「幸せ!ボンビーガール」の空き家リノベ企画で使っていた断熱材

このサーモバリアで部屋全体を包めば、まるで魔法瓶のような状態になるそうです。

遮熱シート断熱は意外と低コスト

ただ気になるのは、遮熱シートの断熱コスト。これだけ高機能な建材は、さぞお高いんだろうなぁと思いきや、なんとスタイロフォームよりも安いんです!

サーモバリアWの値段

1.2m x 40m = 48㎡
41990円 / 1ロール

スタイロフォームの値段

1.820m x 0.91m = 1.6562㎡
1700円 / 1枚

なので…
48㎡ ÷ 1.6562㎡ ≒ 29枚分
サーモバリアWの1ロール分はスタイロフォーム29枚分に相当する。

つまり、同面積の場合のスタイロフォームのコストは…
1700円 x 29枚 =49300円

コスト比較

サーモバリアW:874円 / 1㎡
スタイロフォーム:1027円 / 1㎡

サーモバリアとスタイロフォームのコスト比較

ただし、サーモバリアは遮熱スタイロフォームは断熱なので、その辺は大きな違いかもしれませんね。

そもそも、部屋全体を遮熱シートで包むべきところ、天井だけに施工するこのやり方、はたして意味あるのか?

そんな不安がよぎったのは、4万円もするサーモバリアを注文した後のことでした。

遮熱と断熱の違いはまた今度。目の前の作業に集中です。

サーモバリアWの1ロール

サーモバリアを垂木幅にカットする

サーモバリアは垂木と垂木の間に貼っていくので、垂木幅にカットした物が大量に必要。

サーモバリアはカッターで簡単に加工することができますが、いちいちメジャーで測りながらだと時間が掛かってしょうがない。

そこで、余った構造用合板でサーモバリア切断定規を作りました。

ーモバリア切断定規

垂木幅は455mm、左右のりしろ10mm確保して、幅655mmに調整してあります。

端を合わせて、ズレないようにクランプで止めて、カッターを滑らすだけ。これだけでだいぶ楽になります。

サーモバリアをカッターで切っていく

あと、ロールが転がらないようにクサビをかませました。

サーモバリアのロールが転がらないようにクサビをかます

もはや、サーモバリアのカットに関してはプロです。

垂木幅にカットされた大量のサーモバリア

サーモバリアはバッテリータッカーでとめていく

サーモバリアはバッテリータッカーを使って固定します。

遮熱シートのサーモバリアはバッテリータッカーでとめる

バッテリータッカーとは電動ホッチキスのような工具。手動のタッカーより強力で、打ち込んだときの機械音がなんとも快感。

カットしたサーモバリアを垂木の隙間にはめて、両端にバッテリータッカーを打ち込む。これの繰り返し。

単純作業に見えて、そこは地上2メートル。結構時間が掛かりました。

つなぎ目にはアルミガラスクロステープを貼る

サーモバリアのつなぎ目には、アルミガラスクロステープを貼りました。

遮熱シートのサーモバリアのつなぎ目にはアルミガラスクロステープを貼る

アルミガラスクロステープは耐熱性・耐火性・遮熱性に優れた粘着テープで、空調設備にも多く使われています。

ちょっとした隙間が断熱性を妨げる!

そう言い聞かせながら、サーモバリアの隙間を埋めていきますが、つなぎ目以外は隙間だらけ。気にしない、気にしない。

天井全面に遮熱シートを張り終えた光景

全面張り終えたら、そこは異様な光景。

天井全面に遮熱シートを張り終えた光景

梁と遮熱シートのコントラストは圧巻である。そして、遮熱シートが反射して部屋全体が明るい。

今回の天井断熱DIY、10畳分やるのに丸々3日間かかりました。ただ、達成感はこの上ない感じ。

さて次回は天井板貼り。羽目板の杉相じゃくり板を貼っていきます。

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