前回までの土間コンクリートDIYは、和室を解体して、むき出しになった床下の地表を整地&転圧。
その上から、砕石の代わりに砕いた瓦を敷き詰め地盤強化。コンクリート節約のために、10cmのカサ増しを行いました。
和室を土間にする計画も中盤。
今回は、流し込むコンクリートがひび割れしないよう、強度アップのためにワイヤーメッシュを敷き詰めます。
ワイヤーメッシュとは?
ワイヤーメッシュとは、簡単に言うと金網のこと。細い金属棒が縦横に溶接で固定されている建材です。
コンクリートの強度を高めて、ひび割れしにくくすることが主な目的ですが、田舎ではワイヤーメッシュをイノシシ柵の代わりに使ったり、ブドウ棚の天材に使っているのを良く目にします。
一般的なワイヤーメッシュのサイズは1m×2m。
それに加えて、5×150×150のような表記もされています。
これは「ワイヤーの太さ(mm)×マス辺(mm)×マス辺(mm)」という意味です。
でもまぁ、土間コンクリートで使う場合は特に気にしなくてもOKかと。ワイヤーメッシュであれば何でも大丈夫です。
ワイヤーメッシュ1枚で1畳分
ワイヤーメッシュは土間全体に隙間なく敷き詰めます。
ワイヤーメッシュの規格は1m×2m。
今回、コンクリートを打つ部屋は、8畳+押入れ1畳の全9畳。
1畳は3尺6尺(約182cm×91cm)なので、ワイヤーメッシュは全9枚用意しました。
ワイヤーメッシュ同士は重ねて針金で固定
部屋全体にワイヤーメッシュを敷き詰めるコツは、隙間なく、そしてズレないようにすること。
マス目でワイヤーメッシュ同士を重ねて合わせて、隙間なく敷き詰めるのがポイントです。
余分な部分は、金鋸やレシプロソーを使ってカットすればOK。
そして、ワイヤーメッシュ同士がズレないように、重なる部分を針金で結んで固定します。
ワイヤーメッシュを結ぶために使う針金は、このように束で売られています。
針金には亜鉛メッキやステンレス等がありますが、一番細くて安いもので十分です。
スペーサーブロックでワイヤーメッシュの高さを調整する
ワイヤーメッシュはコンクリートの骨組みになる物。
つまり、コンクリートを流し込んだ際、ワイヤーメッシュが厚みの真ん中に来るようにしなければいけません。
そこで、ワイヤーメッシュの高さを調整に使われる建材がスペーサーブロック(通称サイコロ)と呼ばれる物です。
スペーサーブロックによってワイヤーメッシュがコンクリートの中心に位置し、それが丈夫な骨組みとなり、コンクリートの強度が増すということですね。
スペーサーブロックの代わりに瓦を使用した
スペーサーブロックはコンクリートを四角く固めただけのもの。近くのホームセンターでは1個8円で売っていました。セール前の価格でも12円。めちゃんこ安いですね。
しかしまた、ここでもケチ魂が疼いてしまいました。
ただ単に高さを出すだけなら、瓦を重ねればいけるんじゃね?
ということで、ちょっと大きめに砕いた瓦を数枚重ねて高さを出しました。今回は英断。瓦で全然余裕ですね。
スペーサーブロック(瓦)を入れる間隔は、ワイヤーメッシュがたるまない程度でOKです。
コンクリートを流し込む際にワイヤーメッシュの上を踏みまくるので、それに耐えられそうであれば大丈夫です。
土間コンクリートならワイヤーメッシュはベタ起きでOK?
生コン業者の方にあとから聞いた話ですが、荷重がかからない土間ならワイヤーメッシュはベタ置きでOKとのことでした。
今回のように、スペーサーブロックを使ってワイヤーメッシュの高さを出す場合は、基本的に屋外のコンクリート打ち。
雨などの湿気で伸縮するコンクリートのひび割れ防止、また車の荷重に耐えられるように強度を高めるためだとか。
また、屋外の場合は伸縮目地(溝)も必要になるらしい。
ともあれ、これで土間にコンクリートを流し込む準備は整いました。
さて、次回はコンクリートの費用や発注方法について。
9畳分の生コンをタンクローリーで発注し、さらに流し込みにポンプ車を依頼したので、その見積金額も合わせて公開しちゃいます。
この記事のコメント
DIYだから補足と思ってください。
ワイヤーメッシュ(鉄筋を含め)は針金ではなく
結束線という専用のもので結束するのが一般的です。