和室を土間にする計画の第二弾。
前回までは、8畳の和室を解体して、基礎丸見えの状態にしました。
砂壁と天井、そして押入れを解体。めちゃくそ重い畳を剥がして、その下の荒板も取っ払い。
さらに根太と大引を取り外して、それを支えていた束石も掘り起こしたところです。
そして今回は、真っさらになって土むき出しのここをコンクリート用に整地し、砕石を使って下地を作っていきます。
下地を整地して転圧する
まずは、束石を掘り起こして出来た穴を埋めることから。
ここは壁の解体で出たガラを使いました。ガラの大半は砂壁と漆喰とモルタル。使っちゃマズイ物は入っていません。強度が不安だったので、庭にあった砂利も少し混ぜときました。
そして押し固めるように転圧。
ちなみに、転圧にはタンパーという道具を使うらしいです。
ですが、そんな物はありません。
なので、物置小屋にあった木製のデカいハンマーを使いました。
束石跡がそこそこ転圧されたら、全体的にガラを撒く。
そして転圧。
この転圧作業。意外とキツいんです。腕だけ上下すればいいものの、次第に腕がしんどくなるんです。
なもんで、最終的には腕は固定、身体全体を使って小ジャンプしてました。
全面転圧できた頃には、腕と太ももパンパンのです。ちょっとしたトレーニングですわ。
コンクリートを打つ前には砕石を敷き詰める
土間や屋外に限らず、コンクリートを打つ前には砕石を敷き詰めるのがセオリー。
これは、コンクリートの重さで地盤が沈まないようにするためです。
また、流し込むコンクリートの量を減らすという目的で砕石を敷き詰める意味合いもあるとか。
コンクリートはとにかく高額だから、少しでもカサ増ししてコストカットしたいものです。
つまり、土間コン打つなら地盤強化とカサ増しを兼ねた砕石が絶対に必要ってことですね。
砕石は再生クラッシャランで単価1500円
コンクリートの下地で使われる砕石は「再生クラッシャラン(リサイクル砕石)」と言って、コンクリートを砕いたものが一般的らしいです。
この再生クラッシャラン、単価は1500円 / ㎥とそこまで高くはありません。
8畳+押入れの9畳、広さにして14.9㎡。仮に10cm厚の再生クラッシャランを敷いた場合、
14.9㎡ × 0.1 = 1.49㎥ ≒ 1.5㎥
1500円 × 1.5㎥ = 2250円
全然安いですね。
節約のため砕石の代わりに瓦を砕いて使った
しかし、所詮は砕石。そんな物にお金を出すべきか?ケチ魂がうずきました。
スローガンは節約セルフリノベ…そうだ、倒壊寸前の物置の瓦を使おう!
この瓦は粘土瓦、素材は粘土だから土も同然!地盤強化にはうってつけじゃないか!しかもタダ!
でも、今思えば素直に砕石を買えばよかったです…。
脚立に登って瓦を下ろして、瓦をハンマーで叩き、細かく砕いて、土間に持っていく…。
一見、単純そうな作業ですが、その量が半端ない!そして重い!
一輪車に山盛り一杯で約半畳分。砕いた瓦は10枚ほどでしょうか。
今回、土間にするのは9畳、一輪車18往復、瓦180枚!アホか!
嫁も動員して不穏な空気の中、2日間瓦を叩き割り続けました。
土間コンクリートの下に防水防湿シートは必要?
山を背負っており、さらに粘土質の地盤の我が家。布基礎の土壌は水を吸い上げて湿りがちなんです。
そんなこともあり、なんとかして地表の湿気対策を行おうと色々調べました。
すると、コンクリートを打つ前に、湿気が上がってこないよう防水防湿シートを敷くというやり方があるとか。
早速、防水防湿シートをネットで購入して、一面に敷いてみました。
でも止めました。なんか不安になったんです。地面とシートの間にできた隙間がなんか怖い。
というか、言うほど地面が湿ってない。単に床下の換気不足が原因?すっかり乾いてる。
一面に防水防湿シートを敷いて、砕いた瓦を途中まで敷き詰めたのですが、結局、シートは全撤去しました。
瓦で地盤強化と10cmのカサ増し成功
9畳分、砕いた瓦を敷き終わって、最後は軽く転圧しました。あのデカいハンマーを使って。
その結果、作業前は深さ20cmもあった下地が、地獄の瓦敷きを経て深さ10cmにまでカサ増し成功!
土間コン打ちの場合、コンクリートの厚みは10cmあれば割れないらしいのでひとまずOK。地盤強化にもなったし。頑張った。
さぁ次回は、コンクリートの強度を高めるワイヤーメッシュ敷きです。生コン流し込みまでもう少し。
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