床下の湿気対策DIY!コスパで選ぶ床下調湿材のおすすめは?

床下の湿気対策DIY!コスパで選ぶ床下調湿材のおすすめは?

我が家の床下からは、ジメッとした空気とカビの匂いが漂います。それもそのはず、布基礎の土は常に湿っており、10cmほどシャベルで掘れば水たまりができるほど、超が付くほど最低最悪の地質です。

そんな床下に、前回は防湿防水シート(ポリフィルム)を敷き詰めて、床下の湿気対策を行いました。これでも十分、地面からの湿気上がりを防げているのですが、さらにその上から「床下調湿材」という物を敷き詰めます。

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そもそも調湿材とは、その名の通り「湿度を自ら調節してくれる資材」のことで、湿気が大敵の木造建築には欠かせない建材です。

そこで今回は、床下に撒く調湿材はどういった物を使えばいいのか?どの床下調湿材を選ぶべきなのか?を自分なりに調べてみました。

床下調湿剤には何を使えばいいのか?

今回、床下調湿剤を選ぶにあたって重視したことは、機能性とコスト。湿気をしっかり吸ってくれることと、高すぎないということです。そこで選んだ調湿剤候補が以下の5つです。

石膏

まず調湿剤にと思いついたのは、廃材として大量に出た石膏ボード。石膏は吸湿性のあるので、捨てるほどある石膏ボードを砕いて撒いて調湿材代わりにしようという考えです。

床下調湿剤の石膏

ただ、調べてみると石膏は水分を含むとカビるということが判明。事実、ガラ袋に入れてしばらく外に放置していた石膏ボードは、嫌な臭いを放っていました。

おそらく、湿気を含み続けて放湿力はないようです。石膏を床下調湿材として使うのはなしですね。

石灰

グラウンドの白線や、畑の土壌改良として使われる石灰も調湿機能があるようです。実際に、石灰を床下調湿材として使っている工務店も。

床下調湿剤の石灰

参考:湿気対策としての石灰

ただ、将来、床下に潜って作業することを考えるとあまりスマートじゃありませんね。石灰だらけになってしまいます。

また、石灰は撒きすぎると吸湿で塊になってしまい、逆に湿気を溜め込んでしまうとか。

石灰の単価は格段に安いのですが、他の調湿材に比べると効果はあまり期待できなそうですね。

ゼオライト

ゼオライトは今最も注目されている石のような床下調湿材。目には見えない細かい穴が空いていて、そこから湿気を吸収します。

ゼオライトには、火山灰が固まってできた天然物と、石炭灰を使った人工物がありますが、床下調湿材に使われているほとんどは天然ゼオライト。

床下調湿剤のゼオライト

調湿効果は半永久的で、吸湿力は炭の3倍以上。雨の日は吸湿して、晴れの日は放湿し、湿度を50~60%に保ってくれます。

さらに消臭や防虫効果もあるので、床下調湿材にはうってつけとのことです。

シリカゲル

乾燥剤としてよく使われるシリカゲルは床下調湿材にも使われています。

そもそも、シリカゲルにはA型とB型に2種類あり、お菓子の乾燥剤に使われているのはA型シリカゲル、床下調湿材に使われるのはB型シリカゲルとなっています。

床下調湿剤にシリカゲル

ゼオライト同様に調湿効果は半永久的。湿度が高い時は湿気を吸収、湿度が低い時に放湿する特性があります。

また、シリカゲルはガラス質のため断熱効果があるとかないとか。とりあえず、床下であれば不要なんですが…。

木炭

浄水効果、温熱効果、マイナスイオン効果など、あらゆるシーンで万能な力を発揮する木炭には、湿度を調節する調湿効果もあります。

防臭防カビ効果もあるので、湿気対策として床下に木炭を敷き詰めるケースも珍しくありません。

床下調湿剤の木炭

ただ、ゼオライトやシリカゲルと違って、床下における木炭の調湿機能は半永久的ではないようです。

どうやら、木炭が吸湿した湿気を十分に放湿するには、天日干ししなければならないようです。

参考:木炭=床下調湿炭ではありません

日光が絶対に当たらない床下では天日干しは不可能。梅雨とかは、湿気を吸い尽くして飽和状態になってしまうらしいです。そうすると、カビが生えたり、シロアリが発生したり…。

値段の割には床下調湿材としての効果は薄い木炭。なんとなく木炭で自然派に…と雰囲気で選ぶと大失敗しそうですね。

ちなみに、同じ炭でも最高級と言われる備長炭はNG。穴がたくさん空いている多孔性ではないので、吸湿機能は全くないそうです。木炭ならなんでもいいってワケじゃないですね。

床下調湿材の調湿能力と値段比較表

調湿能力10kgあたりの値段1畳あたりのコスト
石膏×500円25円
石灰500円25円
ゼオライト1500円1500円
シリカゲル5000円2500円
木炭10000円7000円

※独自リサーチによる目安です

床下調湿材はゼオライトが一番安いのでおすすめ

以上の調湿剤を機能的に比較して、床下調湿材はゼオライトかシリカゲルかの2択になりました。そしてゼオライトとシリカゲル、どちらもほぼ同じの調湿機能を持つなら、必然的に安いゼオライトになりました。

そこで、ゼオライト系の床下調湿材を探しにホームセンターへ行くと「床下カラっと」という、天然ゼオライトの調湿材が売っていました。1袋(10kg)1000円なので、シリカゲルの半分以下のコストですね。

床下カラっと

天然ゼオライトは、防虫、防カビ、消臭効果はもちろん、吸湿力は木炭の3倍、消臭力は木炭の30倍と申し分なし。

もちろん、調湿効果は半永久的だし、無機質系鉱石なので経年劣化もしないそうです。

あと、天然ゼオライトは、厚生労働省から食品添加物としても認められているので、万が一口に入れても問題ないそうです。床下に潜った時にゼオライトの粉末が口に入っても大丈夫ということですね。

ただ「床下カラっと」取り扱っているホームセンターは少なく、ネット通販の「床下カラっと」は異常に高いです。1袋2000円は正直ぼったくりレベルです。

天然ゼオライト系であれば、床下調湿材はなんでも同じでしょう。だって天然物なんだから。なので、アイリスオーヤマの「床下さらり」でも問題ないはず。

アイリスオーヤマの「床下さらり」なら1袋(10kg)1500円。まぁまぁ納得出来る価格です。

床下カラっとを敷き詰める

ゼオライトを敷き詰める場合は、出来る限り防湿防水シートを下に敷くことをおすすめします。

というのも、防湿防水シートを敷いている場合のゼオライトの厚みは1cmが推奨で、1畳分が1袋(10kg)で済みます。

しかし、防湿防水シートを敷いていない場合のゼオライトの厚みは2cmが推奨で、1畳分が2袋(20kg)とコストが倍。

ゼオライトを敷く場合は防湿防水シートを必ず敷く

ゼロライトは高いですかね。だったら、比較的安い防湿防水シートを引いた方がトータルでお得になります。

ということで、10畳の面積全面に防湿防水シートを敷いた我が家は、床下カラっとを10袋買いました。

あと、あわせて「床下カラっと」専用の防湿防水シートも買ってみました。

「床下カラっと」専用の防湿防水シート

まぁ、普通の防湿防水シートとなんら変わりないので、安いポリフィルムを買えばいいと思います。

床下調湿材は袋から出して、適当に手で均しながら敷き詰めるだけ。小さい熊手なんかを使うと楽でしたよ。

床下調湿材を敷くメリット

床下の湿気対策DIYについて調べていると、防湿防水シートだけで終わらせる場合、川砂利を敷く場合、何もしない場合など様々。

もちろんケースバイケースで、十分に床下換気が出来ていて、地面が乾燥している状態であれば、何もしないのもありだと思います。

ただ、少しでも湿り気があるようなら、たとえコンクリートのベタ基礎でも床下調湿材は施したほうがいいのかもしれませんね。

床下調湿材を施工することで床下空間の湿度や木材含水率が下がって、木材の腐朽菌の繁殖を防ぎ、基礎が腐ったりシロアリ被害の予防になります。

床下調湿材を敷き詰めるだけならDIYで出来るし、ゼオライトなら費用的にもそこまで高額ではありません。1部屋1万円程度で防湿、防腐、防虫、防臭ができるなら絶対にやるべきです。

床下調湿材は不要という説

あとは、床下調湿材を施工したことによって、カビやシロアリが大繁殖したという事例もあるようです。

吸湿効果がある調湿剤でも、湿気を限界まで吸い込んでしまうと、ただの湿った物体になります。すると、調湿材のはずが湿気を大量に保有し放出しはじめます。これが飽和状態。

床下調湿材の飽和状態

飽和状態になってしまえば、むしろ調湿剤自体が湿気の原因になってしまい、床下の湿度を高くキープしてしまうということです。

先ほども説明しましたが、木炭のような放湿力が低い床下調湿材を使用したり、調湿材の施工方法が間違っていたりすると、かえって床下の湿気がひどくなってしまうってことですね。

コンクリート基礎や天井裏にはマットタイプが便利

コンクリート打設してあっても、梅雨の時期や大雨が降った時は床下の換気口から湿気が入り込んでしまいます。

そうすると、コンクリートの表面が結露して、土台や床下地の腐食の原因になります。なので、コンクリート基礎であっても床下の湿気対策は必要なんです。

ただ、狭い床下に潜ってゼオライトを敷き詰めるのはかなり労力。想像しただけでも息がつまる作業です。

そんな場合は、あらかじめ調湿材が袋に詰められたマットタイプがおすすめ。粒状にくらべると値段はやや高めですが、置くだけで湿気を吸い取ってくれます。

マットタイプは天井裏の湿気対策にも最適。天井裏に敷き詰められた断熱材のカビ予防にも効果的です。

DIYだからできる低コストの湿気対策

我が家のように、土むき出しの古い布基礎は湿気対策が最大の課題。せっかく大引や根太を新しくしても、湿気で腐りやすいようじゃ直した意味ありませんよね。

普通なら、古い布基礎の湿気対策はコンクリート打設が最良なのですが、業者に頼むと十数万円以上になる場合も。ミキサー車を手配するのも、ちょっとハードルが高いですし。

でも、床下調湿材を敷き詰めるくらいならDIYで出来ますし、防湿防水シートを合わせても1〜2万円で済みます。

床下調湿材を敷いてからは、湿った土の嫌な匂いもなくなりました。これが消臭効果ってやつですかね?見た目的にも「湿気を吸ってくれそう」感があるので大満足。

さぁ、次回は断熱材を敷き詰めますよ!

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