土間コンクリート打設シリーズもついにフィナーレ。最後は工事当日の様子を順に紹介します。
前回までに、解体、下地、道具の用意は完了しています。
イメトレも完璧。万全な状態で、あとは本番を迎えるのみ。
人生初のコンクリート打設でしたが、楽しみながらチャレンジしてみました。
ミキサー車とポンプ車が到着
12月4日。快晴。湿度も低くて、絶好の土間コンクリート打設日和です。
午前9時30分。生コンが入ったミキサー車と、生コンを流し込むポンプ車が到着。
敷地内の電線を避けて、ポンプ車のホースが家の中に設置されました。いよいよです。
生コンの流し込み開始
午前10時。生コンの流し込みが始まります。初めての体験を前に心の準備をする暇もない。
ポンプ車のホースから放出される生コンは、意外と固形でした。もっとシャバシャバしてるかと思っていました。
スコップと足を使って、せっせと部屋の奥へ奥へと生コンを押し流していきます。
コテで生コンを均していく
部屋の四隅の基礎にマークしたコンクリート厚の目印。これに合わせて、コテで生コンを均していきます。
この段階では、まだ綺麗にする必要はありません。なんとなく平らになればOK。
レーキ(トンボ)で全体的に平らに均す
コテがけで生コンがおおよそ平らになったら、レーキ(トンボ)を使って全体的に表面を均してきます。
コテよりも広い範囲を平均的に均すイメージです。
この時、レーキを微妙に揺らす。こうすることで、生コンに混ぜられた砂利が下へと沈んで、仕上がり表面が綺麗になるそうな。
レーキがけが終わったら乾燥待ち。表面に水が浮いてくるまで、しばしの休憩。雨戸を閉めてゴミの侵入を防ぎました。
作業開始からここまで1時間30分。ご近所さんの助けもあってか、想定よりも速いペースで進んでいます。
コテ仕上げで表面つるつるにしてツヤを出す
午後13時。湿度が低い季節ということもあってか、約1時間30分ほどでコンクリートの表面に水が浮いてきました。
この時点では完全に乾いていないため、そのまま踏み入れると足跡が付く危険性が。
そこで足場板を使います。
カンジキで雪の上を歩く原理。これなら体重が分散されて足跡が付かない。
仕上げに使うコテは、ステンレス製の良くしなるコテ。これで土間コンクリートのコテ仕上げをしていく。
真冬なのに汗だく。表面つるつる…とはいきませんでしたが、楽しかった。時間を止めてずっとやっていたいほど。
ムラが目立っていた箇所も綺麗になりました。
穴が空いている所は、沈みきらなかった砂利をコテで弾いてしまった箇所。レーキがけの砂利沈めは大事です。
つるつるな仕上がりに期待して作業終了。急ぎじゃないので、再び雨戸を閉めてじっくり乾かします。
土間コンクリート完成
午後15時。コテ仕上げから1時間後。土間コンクリートはほぼ乾いた感じ。乾くとすごい白い。
もう歩いても問題ない。多少のムラはあるものの、初めてにしては上出来。
土間コンクリート打設のポイント
今回、土間コンクリート打設を初めて経験して気付いたこと、その他、ポイントや注意点をまとめます。
とにかく無駄にいじらないこと
今回の一番の失敗は、コテ仕上げのタイミングをミスったこと。
固まる前から表面をキレイにしようと、レーキがけのあとに踏み荒らしてしまいました。コテ仕上げのタイミングを間違った。
それが原因で、生コンのレベルにばらつきが出てしまい、キレイな平らになりませんでした。
コテを持つと均したくなるが、レーキで表面を均したら最後。仕上げのタイミングまで待つことです。
コテ仕上げのタイミング
土間コンクリートの表面にツヤを出すコテ仕上げは、どのタイミングで行うかが重要。
早すぎると足跡が付くし、遅すぎるとコテが滑りません。
コテ仕上げタイミングの見極めポイントは、壁沿いの生コンが乾き始め、部屋中央に水が浮いてきた時。
季節や気温で乾燥スピードが異なるので、自分の目でタイミングを見極める必要あり。
タイルを貼るならコテ仕上げは不要
土間といえば、コンクリート以外にもタイル仕上げが人気。自分もそのうちタイルを貼りたいと考えてたり。
もし、はじめからタイルを貼るつもりなら、表面は荒っぽい方が接着剤の付きは良いとのことです。
なので、コテ仕上げによるツヤ出しは不要。むしろザラザラしている「ハケ引き仕上げ」にすべきです。
和室が土間になったビフォーアフター
もともと和室8畳間だったこの部屋が、土間になっていく様子を定点カメラ風に並べてみました。
どうよ、このビフォーアフター。床を土間コンクリートにするだけと思いきや、まぁまぁ大変な作業でした。
コンクリート打設は楽しい
人生初の土間コンクリート打設を終えて、まず感じたことは「いつかリベンジしたい」という想い。
楽しかったのはもちろん「もっとこうすべきだった」「こうしたかった」という点が山ほどありました。
あとは、生コンを業者に頼んで大正解だったということ。
もし、全部DIYでやってたら、コンクリート練り作業で心が折れていたと思います。
土間コンクリート打設は今回で終了ですが、土間DIYに関してはまだまだ未完成。
また進展があり次第、記事にまとめていきたいと思います。
なお、土間コンクリート打設シリーズの記事一覧は「土間コンクリート打設」からご覧いただけます。土間コンクリート打設を検討している方は、素人の体験談として、ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事のコメント