今回は床フローリング張替えの番外編。根太を固定するために使うビス(コーススレッド)についてです。
長さは何mmのビスを使えばいいのか?また、どのようにして打てばいいのか?素人なりに色々調べてみました。
45mm角の根太材に打つビスは90mmが最適
以前、ビス(コーススレッド)についてまとめた記事では、木材に打つビスの長さ目安は固定する木材の厚さ+25mmとご紹介しました。
つまり、根太材が45mm角であれば「45+25=70mm」なので、規格表から余裕を持って75mmのビスが最適…ではありません!
いろいろ調べてみると、どうやら根太の場合は角材の倍の長さが最適らしいです。
参考:2階に、根太をひこうと思うのですけど、45x45の杉をひくのには、木ねじはどのぐらいのサイズデスカ(Yahoo!知恵袋)
下地のように負荷がかかる場所は、材厚の2〜2.5倍の長さのビスを使用すると良いとのこと。
ですので、45mm角の根太なら90mmのビス(コーススレッド)を使うべきということですね。
根太は脳天打ち?それとも斜め打ちの忍び釘?
根太は脳天から垂直に打って止めるものだと思っていました。その方が、ガッチリ固定されるのだと。
しかし、ツイッターでフォロワーさんから「斜めから打つ忍び釘(隠し釘)」という方法もあるとアドバイスを頂きました。
あっあっ。
ビスだけじゃだめです。垂木の横から斜めに大引に釘打ちしてください。(両側から
ビスはせん断に弱いので切れてしまいます。
— センス@ファジー® (@IIMONO79) 2018年1月10日
面白くなくてすいませんwww
右下の絵のように大引に向かって斜めに横から打つのが「忍び釘」「忍び打ち」てやつです。こうすると抜けづらくなります。さらに鉄釘を使う意味は、生鉄なので柔軟性があり切れづらいのが良いところですね。近年はネタボンドと併用して釘打ちが主流だと思います。 pic.twitter.com/FTfXadVTdp
— センス@ファジー® (@IIMONO79) 2018年1月10日
さらに、斜めから打つ忍び釘は、ビスじゃなくて釘を使う方がいいとのこと。横からの力に関しては、ビスより釘の方が強いんですね。
要点をまとめると、床は踏み込むので垂直方向に強い負荷がかかっているけど、歩く動作は床に水平方向の負荷もかけている。
だから、脳天から打つのも大事だけど、斜めから固定するのも大事ということ。
垂直方向の負荷に強いビス90mmを脳天打ちにして、水平方向の負荷に強い釘65〜75mmを忍び釘に使うと良い。
もし、斜めに釘を打つ自信がないならビスでもOK。ドリルで下穴を空けると木割れしにくい。
脳天ビス打ちだけで根太張りを進めることにした
斜め打ちというやり方、また「忍び釘」という言葉を初めて聞いた時には、ほとんどの根太を脳天ビス打ちで固定済みでした。
途中からでも斜め打ちに変えようかと考えましたが、いろいろとアドバイスをくれる近所の大工さんに確認したところ、「ボンドやってて脳天90mmなら、忍び釘はなくてもいい」とのこと。
あらゆる意見を踏まえて、斜めに打てる技術がない&木割れが怖いということで、今回は忍び釘なしで進めることにしました。
技術と度胸が付いたら、別の部屋の床張り替えで試したいと思います。
根太の張り替えまとめ
根太の張り替えですが、斜めから忍び釘を打つ方法が最善策ということは間違いないでしょう。
ただ、DIYレベルなら90mmのビス脳天打ちでも全然問題ないと思います。
素人の自分が作った家だから、ちょっと床鳴りしたり、床材がズレるのは想定内。脊髄反射で全てが「良い味出してる」になりますからね笑
上手くできなくて当たり前。綺麗にできたらラッキー。毎回そんな感じです。
いちいち気にして「やり直そうか…」「失敗したらどうしよう…」なんて考えてたら心身ともに疲れます。適当で、雑なくらいがちょうど良いのかもしれませんね。
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