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床下地DIY!大引を支える束柱の鋼製束を設置する

床下地DIY!大引を支える束柱の鋼製束を設置する DIY

前回までのキッチンDIYは、湿気上がりがひどい床下をきれいにして、ジメジメしないように防湿シートを敷きました。

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今回やることは、土台と大引に防腐剤を塗ること。そして、大引を支える束柱(鋼製束)を設置していきます。

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土台と大引に防腐剤を塗る

まずは、せっかく床下があらわになったということで、土台と大引に防腐剤を塗っていきます。

使用する薬剤は防腐・防虫・防カビ材の水性クレオトップ。腐りにくくし、さらにシロアリやカビを防ぐ効果があります。

防腐・防虫・防カビ材の水性クレオトップ

吉田製油所(Yoshida Seiyusho)
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防腐剤を塗る前に、土台と大引の表面を軽く研磨。サビや塗装剥がしに使われるマジックロンを使用しました。

サビや塗装剥がしに使われるマジックロン

三共理化学
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土台など、素人DIYでは取り替え困難な箇所の腐食は、グラインダーで削り、ホウキとブロアで木屑を除去。エグれた分だけ木工パテで補修しました。

一通り綺麗にしたら、土台と大引きに防腐剤を2度塗りです。

束柱は丈夫で腐らない鋼製束を使用

解体前の束柱は木製。ただ、木束は高さが調整が難しい上、湿気るとシロアリの餌食になるので、素人DIYには不向き。

腐ってシロアリに食われた束柱

なので、腐らない、シロアリに食われない、鋼製束がベター。プラスチック製の束柱もありますが、鋼製束の方が安くて丈夫です。

束柱は丈夫で腐らない鋼製束を使用

また、鋼製束のメリットは、ネジ式だから簡単に高さが調整できるという点。施工の容易さだけでなく、経年劣化による床沈みや、床鳴りも簡単に直すことができます。

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鋼製束のボンドは床職人がおすすめ

鋼製束の固定はビスとボンド。上面の大引側は鋼製束に付属するビスで問題ありませんが、下面の束石側は床職人という専用のボンドがおすすめです。

鋼製束ボンドは床職人がおすすめ

コニシ(KONISHI)
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一般的なボンドに比べかなり強力で、使いやすく嫌なニオイもありません。また、硬化後はクッション性があるため床なり防止にも効果があります。

この後の根太張りにも使えるので、買っておいて損はありませんよ。

グラグラ防止のためピッタリな長さの鋼製束を選ぶ

まずは、束石から大引までの適当な距離を測ります。鋼製束はネジを回すことで伸縮しますが、全開まで伸ばした状態ではどこかグラグラ。

我が家の場合、束石から大引までは320mm。240〜390mmに対応した鋼製束でもいけない事はありませんが、グラグラするので300〜465mmに対応した鋼製束を選びました。

グラグラ防止のためピッタリな長さの鋼製束を選ぶ

鋼製束の長さはいくつかあるので、可能な限り、最短状態でハマるサイズの鋼製束を使用した方が良いかもしれませんね。

ボンドとビスで鋼製束を固定する

まずは、ボンドがしっかり付くように束石の表面の汚れを落とします。我が家ではコンクリートに白いカビのような物が生える「白華現象」が起きるので、ここもマジックロンでしっかり磨きます。

次に鋼製束の長さを調整して、下面にボンドをたっぷり付ける。上面の大引の位置を確認しながら、ゆっくり束石に乗せていきます。

全ての鋼製束を束石に乗せたら高さ調整。大引のレベル(水平)や浮き具合を見ながら、上面が大引に接するまで伸ばしていきます。

あまりキツく上げすぎると、そこで大引が浮き上がるので、当たる程度でOK。

最後に、ビスで大引と鋼製束を固定。鋼製束に付属されていたビスは、通常よりも太いスクエアコーススレッドだったので、ドリルで下穴をあけました。

大引側を4ヶ所、ビス止めすれば、大引の安定感が全く違います!

見えない場所は最新技法を

古民家だから木にこだわりたい。新築のような造りはおもしろくない。

そんなテーマで始まった古民家DIYですが、次第にそうも言ってられない状況に直面します。

例えば、今回の鋼製束。仮に束柱を木材でやるとなると、何倍もの量力が必要になるでしょう。

ネジ式で施工が簡単、しかも腐食やシロアリの心配がない鋼製束はまさに画期的な建材です。

ですので、古民家DIYでは、こういった新しい建材を用いりながら、内装は素材こだわる、といったやり方が良いかもしれませんね。

さて次回はお待ちかねの根太張りです!

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