最近のブログ内容から、薄々気が付いていた方もいると思いますが、私、田舎に移住します。移住先は千葉県南房総市。
そしてタイトルの通り、購入した物件は築50年オーバーの古民家で、土地面積は2000坪の山付き。住宅ローン無しの現金一括払い。今回はその報告を兼ねて、今後の展望について書きます。
50万円の家に憧れて
自分の田舎移住熱に火が着いたキッカケは、ぷらは(@Prague_Czech)さんのこのブログ記事。
元々、田舎移住には憧れていましたが、戸建が50万円で買えることに驚愕。囲炉裏や薪ストーブの画像も心を打ち抜きました。さらに、不安定な職業の我々を震えさせる「今ならいつゼロになっても生きていける」の見出しで完全ノックアウト。
「せや…生き残るには収入源を増やすんやない…支出源を減らすんや…」
そのあと、すぐにぷらはさんにDM(ダイレクトメッセージ)をして、根掘り葉掘り聞きました。僕の314文字のカスみたいな質問に対して、優しいぷらはさんから777文字の親切丁寧な回答を頂き、ジュンジュワー…(感謝の音)
残念ながら千葉県内で50万円の家を見つけることは出来ませんでしたが、ここから自分の田舎移住計画、そして古民家探しが始まりました。
今やりたいことを優先したら田舎移住だった
「何でこのタイミングで?」と聞かれれば「今の賃貸の更新が近いから」という事になりますが、他にも田舎へ移住する理由は沢山あります。
無駄だらけな今の生活環境
- パソコンとインターネット環境さえあれば仕事ができる
- 普段から家に引きこもり状態
- 電車は月1回乗るか乗らないか状態で駅近とかどうでもいい
- 人ゴミが嫌いなので幕張のイオンモールとか船橋のららぽーととか行かない
- 日常的な買い物はコンビニ、スーパー、楽天、Amazon
- 今の賃貸が欠陥だらけで隣人を◯したくなるほど不快
田舎暮らしへの強い憧れ
- 動物を放し飼いしたい
- 野菜や果物を育てたい
- 自給自足したい
- 毎日BBQしたい
- 庭で花見したい
- 隣人や車の騒音に悩まされない静かな環境で暮らしたい
- 毎日の洗濯物や布団を全快の太陽の下で気持ちよく干したい
- 小鳥のさえずりで目覚めたい
- 野生動物との出会いにときめきたい
- 自然から出る生命エネルギーで心を浄化したい
- ストレスフリーで末長く健康であり続けたい
フリーランスとして会社に縛られることもなく時間も自由。法人化もしていないし従業員も囲っていない。収入も夫婦が普通に生活する分には困らないほどあります。
そんなこともあって、フットワークが超軽いこのタイミングで「若い今しかできないこと!やりたいことをやろう!」という考えが田舎移住の最大の原動力になりました。
奥さんが可哀想?
よく「奥さんが可哀想」と言われますが、自分と同じレベルで嫁も田舎暮らしに憧れてます。今まで、狭い賃貸のベランダで、プランターに花植えたり、野菜育てたりしてたので、山(1200坪)と庭(500坪)は完全に嫁用。「人生の楽園」は2人のバイブルです。
子育てはどうするの?
あと「子育てはどうするの?」とかも聞かれますが、田舎でも子供は立派に育ちます。立派かどうかわかりませんが、自分も富山の田舎育ちだし。
田舎は不便だからという心配をするより、家族と過ごす時間の方が何百倍も重要。そのためには、まずは自分たち夫婦が納得いく生活環境で暮らし、時間のゆとり、心のゆとりを大切にすべきかな?と思います。
近くに親や親戚がいないという点は少々不安ですが、夫婦2人とも専業主婦(主夫)のような感じなので、なんとか乗り越えられるでしょう。多分。
南房総市ってどんなところ?
続いて移住先の紹介。千葉県南房総市はチーバくんで言う足らへんになります。
南房総は、伊豆半島と同じ緯度のため温暖な気候が特長。野菜も果物もよく育ちそうです。海も山も川もある自然豊かな環境です。そこらじゅうにヤシの木が生えてて、無駄に南国アピールをしている地域です。
自分が引っ越したのは南房総市の内房エリア。房総半島でも、まぁまぁ栄えている館山市が近いので、普段の買い物や外食など生活には全く困りません。
スーパーやコンビニはもちろん、ユニクロ、しまむら、ニトリ、ヤマダ電機、はま寿司、ビッグボーイ、丸亀製麺もあります。最近では業務用スーパーもできましたよ。
1時間30分で行ける場所が意外と多い
南房総市の特徴は、田舎なのに意外と都心に近いということ。高速道を使えば、古巣の船橋市だけでなく、アクアラインで東京都心、新宿、渋谷、品川、羽田空港、横浜市、川崎市まで1時間30分ほどとアクセス良好。もちろん、渋滞なくスムーズにいった場合ですが…。
とはいえ、田舎暮らしでこの立地条件はかなり希少。海まで車で15分、自宅周囲は山に囲まれているほど「ど」が付く田舎風景なのに、日帰りで都会に行けます。東京・新宿~館山の高速バスも出ているので、会社通勤している人も多いそうですよ。
どんな家?土地?環境?
物件を探し始めた当初は、長生村、長柄町、茂原市、山武市、いすみ市といった外房エリアで探していました。しかし、田舎移住者に人気のエリアなのか、理想的な物件や土地が見つからず。
そこで、候補にすらなかった内房エリアでも探してみたら、今の物件と出会いました。
築51年で母屋は良い感じの縁側がある古民家造り。増築されており、よくよく見たら所々ボロボロですが、付属建物も古民家カフェとかにも使えそう。
敷地は山を背負っており、とにかく庭が広い。栗の木、柿の木、ミカンの木、レモンの木、たけのこ、フキノトウ…すでに把握しきれない自然の恵みがたくさん。今から季節の移り変わりが楽しみです。
公道からは専用の進入路があり、お隣さん宅は200m先。人目を気にせず、やりたいことが何でも自由にできます。フェスとか開催できそう。FUJI ROCKならずMAHI ROCK。
保育施設、小学校、中学校、病院もまぁまぁ近くにあります。ただし、コンビニは自転車で15分、車で5分ほど。気軽にといった距離ではありませんね…。
なんで新築じゃなくて古民家?
まっさらな新築より、味がある古民家。この想いは嫁のほうが強かったようです。自分も、家の流行り廃りは懸念していたので、古くても魅力的な古民家には大賛成でした。
ただ、正直なところ、時間と気力があれば新築を建てたかった。絶対に新築のほうが綺麗で快適ですもん。
さらには、住宅ローン控除が使えるし、耐震強度も心配ないし、リフォーム不要だし…。というか、もう1~2年賃貸で我慢して、新築建てても良かったと後悔してます。本当に。
でも、買ってしまった物はしょうがない。あきらめに近いのが今の心境です。これほどの好条件の古民家も、今はそうそう見つからないと思うし、不動産投資にもなったかな?という感じで開き直っています。
あとは、田舎移住でお馴染みのイケハヤ先輩も言ってましたが、古民家は再生すれば間違いなく資産価値が高まると私も信じています。
35年ローン派が忘れているのは、「家」それ自体にもイノベーションが起こる可能性があるということ。
35年後の家は、今の家とはまったく違ったものになっていると思いますよ。
築100年以上の古民家は別として、築30年の大量生産ハウスが未来に価値を持つとは思えない……。— イケダハヤト (@IHayato) 2017年5月24日
築100年ではありませんが、母屋は総檜造り。柱や梁といった造りもしっかりしているので、築100年は普通に持つと思います。その古民家に加え、2000坪の広い敷地を見事にリノベーションできたら不動産価値も高まるはず。
そしたら60歳くらいでこの家を売って、夫婦水入らず高級老人ホームに移住するとかもアリかなと。その前に「あぁ市街地に戻りたい」と感じたら、民泊として活用するとか。
戸建ての村民なので多少の維持費は掛かるものの、賃貸暮らしに比べればほぼノーダメージ。これからどうするかは、じっくり考えたいと思います。(買う前に考えるべきだった)
今後の方針
古民家を購入すると決めた時から、リノベーションをやってみたい考えていました。DIYはやったことありませんが、古民家の天井や梁、玉石基礎や瓦屋根をみてワクワクします。
ということで、しばらくは古民家再生が家業になります。専門的な技術が必要な部分はリフォーム業者に依頼して、その他のDIYで出来そうなことは全部チャレンジ。デスクワークでなまりきった身体にムチ打ちます。
ブログも随時更新しますが、古民家再生の進捗報告はSNSで行っています。よかったらフォローしてください。
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こんな感じで、何番煎じか分かりませんが、アフィリエイトで稼いで田舎に移住し、古民家リノベーションや家庭菜園に挑戦していきます。
もし「私も田舎に移住した」「南房総・館山エリアに住んでる」「古民家再生について興味ある」という方がおられましたら、オンでもオフでも情報交換しましょう。Webフリーランスやアフィリエイトの絡みもOKです。よろしくお願いします。
以上、最近の近況報告でした。
この記事のコメント
初コメント失礼します。
田舎へ移住し、フリーランスとして仕事をすること、とても理想的だなと思いながら読ませていただきました。
ただ古民家だと耐震がとても気になりました笑
場所が場所だけにですがさらに思ってしまいました笑
地震保険等は入られたんですか??
古民家を購入する際、不動産屋さんと耐震についてちきんと話ができるか気になりコメントさせていただきました。
返答していただければ幸いです。
コメントありがとうございます!
古民家を買うと決めてから、耐震に関してはあまり気にしてませんでした。というか諦めてました(笑)
なので、今のところ地震保険にも入っていません。
そもそも、今の耐震基準を満たす古民家ってほとんどないんですよね。耐震基準より古民家の歴史の方が古いので(笑)
古民家に住みたくて耐震も必須なら、別途、耐震補強になると思います。規模にもよりますが費用は数百万円~になるかと。補助金が出る自治体もあるので活用したほうが良いですね!
ご回答ありがとうございます。
地震についてはそれなりの覚悟が必要ということですね笑
耐震補強もそれなりに費用がかかりますね。
ありがとうございます、参考にさせていただきます。
記事見ました!
私も石川県で築60年の古民家を購入して生活しています!
さすがにリフォームは専門家にやってもらいましたが笑
そのときに色々教えていただいたんですが、地震については割としっかりしているみたいです!
細かい内容は私のブログにも書いてありますが、戦後の日本の状況が関係しているみたいです。
ちなみに私もDIYが趣味です!