田舎移住に憧れて、いきなり古民家を購入するのではなく、数日間、数週間、数ヶ月間でも、田舎暮らしを実際に体験してみると良いでしょう。
今回は、田舎への移住体験ができる制度やサービスをご紹介します。
空き家バンクの賃貸物件
地方自治体が管理している空き家バンクには、安い賃料で借りられる物件も多数あります。また、地域によっては賃料補助の助成金も支給しており、お金をかけずに田舎暮らしを体験することも可能。
ただし、空き家バンクを利用したり助成金を受け取るには、住民票を移すことが条件になるので気軽にとはいきません。
移住者支援の無料体験
移住者支援に積極的な地方自治体では、住居の無料貸し出しを行っている所もあります。これは空き家バンクの利用と異なり、住民票を移す必要がない点がメリット。
ただし、住居を借りられる期間は数日〜数週間と短期。年間を通した季節の移り変わりを体験できなことがデメリットです。
ちなみに、自分が移住を検討している千葉県でも、いくつかの自治体が移住体験を行っています。
クラインガルテン(滞在型市民農園)
クラインガルテンとはドイツ発祥の農地付き賃借サービスの通称。国内では滞在型市民農園とも呼ばれており、その名の通り農園付きの賃貸暮らしが体験できるサービスです。
住居はログハウスのような割と綺麗な建物。プチ田舎暮らしとして、長期滞在型のレジャーとしても人気です。ただ、利用者同士の独自のルールも存在し、真の田舎暮らし体験とまではいかないでしょう。
農泊サービス(農家民泊)
数日単位での田舎暮らし体験であれば、農泊サービス(農家民泊)の利用が手軽でおすすめ。クラインガルテンのように本格的な農業は学べませんが、田舎で暮らすオーナーから色々話を聞くことができるでしょう。
また、農泊サービスは全国各地で行っているため、憧れの地域での暮らしも体験できます。ただし、日数に対する費用は最も割高。
まとめ
実際に田舎で暮らしてみるからこそ、分かることも多々あるはずです。日々の買い物の不便さ、虫やヘビ、ご近所付き合い…。
いきなり田舎に移住してしまい、こういった田舎暮らしの現実を突きつけられて、都会にとんぼ返りしたという話もよく聞きます。
田舎移住を検討している方は、まず今回ご紹介した移住体験を利用してはいかがでしょうか?古民家購入は、その後にでも。
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