スノボで上腕骨近位端骨折した嫁…あれから1年経って完治した記録

2016年3月11日。福島県の某スキー場で転倒し、左腕を骨折した嫁。外科医も笑ってしまうほど見事な上腕骨近位端骨折でした。全治12ヶ月です。

そしてあれから1年が経過。おそらく完治したであろう嫁の左腕について、振り返りました。

とにかく自分を責めまくった1週間

嫁が骨折してから1週間は、とにかくスノボに連れて行った自分を責めまくりました。

自分のせいで、嫁の腕には大きな傷ができてしまった。

自分を憎み、スノボまで憎んだ。「もう二度とスノボなんぞするか!」とも思った。

痛々しい姿の嫁。メンタル崩壊寸前の夫。出会って10年目にして最悪の地獄でした。

手術日までは放置

執刀医のスケジュールに合わせて手術日が決まりますが、緊急でない限り3〜4日待つことは当たり前。

その間は、マジックテープのサポーターで腕を固定するだけ。本当にこれだけ。痛み止めをもらうだけで、添え木や湿布もなし。

ベッドに横になることもままならない。重力で腕が落ち、骨折部分が痛むらしい。

腕に負担がかからない、最も痛くない体制を見つけなければ眠れない。

枕やクッション、掛け布団や毛布、こたつ布団を巧みに使って嫁の身体を固定すると、私の布団が無くなりました。

まだ寒い3月の夜、ダウンジャケットを布団代わりに眠ったのも懐かしい思い出。

上腕骨近位端骨折 布団で固定

金属アレルギーですぐに手術ができなかった

上腕骨近位端骨折の治療法はボルトによる固定のみ。

しかし、嫁は金属アレルギーのため、まずは手術に使用する金属のパッチテストを皮膚科で行う必要がありました。

整形外科から紹介された皮膚科のある総合病院は、手術に間に合わないわ、対象の金属がないわで、結局自分たちで探す羽目に。

腕の骨が折れたままの嫁と、頭の中が真っ白の夫。

ただでさえ、手術なんてお互いにとって初めての経験。右も左も分からないし、助けてくれる人もいない中、必死に金属アレルギーのパッチテストを行ってくれそうな皮膚科をネットで調べては、総当たりで電話しました。

やっと見つかった金属アレルギーのパッチテストができる皮膚科

手術予定日が刻々と近づき、もはやどうする事もできない絶望感に打ちひしがれる中、松戸市のとあるクリニックから希望の光が差し込んだ。

『シャルムクリニック』
船橋・松戸で金属アレルギーのパッチテストならシャルムクリニック
(感謝のリンク)

以下、金属アレルギー検査の項目すべてに対応する、船橋周辺で唯一の皮膚科だと思います。

  • チタン(必須)
  • 鉄(必須)
  • アルミニウム(あれば)
  • 二オブ
  • タンタル
  • クロム
  • ステンレス
  • マンガン
  • モリブレン
  • ニッケル

事情を説明すると、即日対応してくれ、無事に手術予定日に間に合わせて頂いた。

片道30分かけて船橋の自宅から松戸に通いました。シャルムクリニック様には本当に感謝の言葉しかありません。

金属アレルギーのパッチテスト

2泊3日の上腕骨近位端骨折手術

折れた腕を吊る嫁を車に乗せ、いざ病院へ。手術は全国的に有名な船橋整形外科で行いました。

病院自体はボロボロですが、外科の名医が揃うスポーツ医療の先駆者。

手術は2日目の朝。入院初日は院内着に着替え、諸説明で終わり。

手術ではおなじみの「死ぬかもしれませんよ」という誓約書にもサインし、時間が許す限り、一日中嫁の病室にいました。

そして2日目。自分は待ちに待った手術ですが、麻酔が怖い嫁にとっては恐怖の1日だったそうです。

長くて不安な手術時間

手術は午前7時の一発目。ストレッチャーで手術室に運ばれる嫁を見送り、自分は待合室へ。手術時間の予定は2時間ほど。

しかし、実際は4時間ほどかかった。嫁より後に手術室へ向かった患者の家族が次々と呼ばれる待合室。不安で仕方ありませんでした。

全身麻酔で息ができない嫁

待合室に「(自分の苗字)さん〜」という声が響きわたり、安堵と不安のなか足早に手術室へ向かう。

そこには、酸素マスクを付けているのに、とても苦しそうな嫁の姿が。あとから聞いた話によれば、全身麻酔で喉が大変なことになってたそうです。

そんな嫁を横目に、担当医の説明が始まりました。

手術前位には、骨はほぼ粉砕しており、かなり難しい手術になるとは聞いていましたが、「綺麗にくっつきました」という言葉を聞いた瞬間、安堵と脱力感と疲労感が一気にきました。

病室に戻った嫁は、その後も息苦しそうにしていましたが、無事に手術が終わりました。ここまでが本当に遠かった。

術後の痛みで眠れない日々

麻酔が切れたことで、良くなった事は息が普通に吸えるようになったこと。

一方、悪くなった事は手術個所の痛みがヤバいという事でした。

痛みで眠れないのは手術前と同じ。痛み止めを飲んで、効き始める数時間で寝る。そして痛みで目がさめる。

この繰り返し。

飲むタイプの痛み止めは効き目が弱いとのことで、座薬タイプの痛み止めを試すも、絶対に腹を下す嫁。座薬は冷蔵庫で保存するからヒンヤリしてるもんね…。

当然ですが、嫁を介護する自分も同じサイクルで寝起きしていました。手術前の自宅安静と同様に、長く辛い期間。

ただ、手術が終わったという事で、メンタルは随分と良くなっていました。

海外ドラマやアニメが唯一の癒し

手術日を待つ日々や、手術後の辛い日々は、満足に外出もできずに自宅にこもりっきりでストレスが溜まります。

そんな時に活躍したのがネット動画の「Amazonプライムビデオ 」です。

主に海外ドラマのウォーキングデッドを見て、シーズン1からすべて鑑賞。退屈しのぎには最高のコンテンツになりました。

ウォーキングデッド

謎のリハビリに耐える日々

もう一つ、辛かった事がリハビリ。痛いとかではなく、とにかく面倒でした。

意味はあるだろうけど、待ち時間がとにかく長い。2時間待って、リハビリは15分とかです。

病状リハビリ以外にも、スポーツリハビリ、高齢者リハビリを同じフロアで行っているカオスな病院です。

そんなこんなで、真面目の2ヶ月は真面目に通っていましたが、痛みが和らいだ3ヶ月以降はリハビリの頻度が減っていきました。

しかし、この怠慢がのちの悲劇を招きます。

左腕が上がらない、荷物が持てない

リハビリに行かなかったせいか、自宅での自主トレをサボったせいか、術後6ヶ月間は左腕の筋肉がすっかり硬直。

腕をあげる事が全くできない状態になりました。20代にして四十肩状態。

完治すると言われていた12ヶ月経った今、硬直は無くなったものの、左腕を垂直にあげる事はできないようです。

また、左腕だけで重い荷物を持ち上げる事ができない、ちょっとの衝撃で激痛が走る、冷えると骨の中が痛む…などなど、嫁の私生活に支障が出まくり状態。

ちゃんと真面目にリハビリを行っていれば、もう少しマシだったのかもしれませんが、後の祭りですね。

心配だった傷跡はヒルロイド(軟膏)を塗り、徐々に薄くなり、だいぶ良くなりました。

上腕骨近位端骨折の手術跡

ボルトを外す抜釘手術はするのか?

手術前に担当医から案内があった抜釘手術(ばっていしゅじゅつ)。要は、骨を固定した金属のボルトを取り外すための手術です。

抜釘手術は、骨が完全にくっつくであろう術後12ヶ月以降ならできるそうです。

担当医は「抜いても抜かなくても、どっちでも良い」とは言いましたが、元々金属アレルギー持ちのため、絶対に抜釘手術はしたほうが良いと、今でも嫁を説得しています。

高齢者ならともかく、体の中に金属があるのは個人的に何か嫌。

あと、ノンスタイルの石田のように、転倒でボルトが皮膚を突き破って飛び出るリスクもあります。

ただ、嫁はあの全身麻酔後の呼吸困難の恐怖があるらしく、抜釘手術は絶対にしないと頑なに拒否。

本当に困った嫁です。

上腕骨近位端骨折の手術まとめ

医師がレントゲン写真を見て高齢者と見間違えるほど、20代の若さでこれほどまで腕の骨が粉砕する人は珍しいそうです。

骨こそスッカスカですが、回復力は若さでカバーしていたかな?といった感じ。

障害とまではいきませんが、人生的に大きなハンデを負った嫁。本人はあまり気にしていませんが、夫の自分は何かと心配です。

今回、上腕骨近位端骨折の手術で一番大変だったのが金属アレルギーのパッチテストを行ってくれる皮膚科探し。

手術を受ける病院の選び方

メリット デメリット
総合病院 金属アレルギーのパッチテストなどが容易に受けられる 待ち時間が長い
整形外科 待ち時間が身近い、専門的な治療が受けられる 皮膚科など他の診療科が必要な時は面倒

参考にしたサイト

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